コナミ・ジャレコ・ナムコによる類似ゲーム機訴訟
 
類似ゲーム機が特許侵害?! 1999/7/24
コナミvsナムコ、ジャレコ

 ゲームメーカーのコナミが同ナムコに対してゲームセンター等に設置されている類似ゲームの撤去を求める仮処分を東京地裁に申請。これに対してナムコは「コナミの特許は既に他のメーカーから出願されているものと同一である」とし,特許無効審判を特許庁に申請する予定。大手ゲームメーカーどうしの対立が明るみになった。
 類似ゲーム機は,ナムコがゲームセンターに設置していた「VJ」というもので,ゲームプレイヤーがディスクジョッキーを体感できる仕組みになっており,コナミの「ビートマニア」に類似するとしている。
 この仮処分は,「VJ」の製造もとであり,大手ゲームメーカーのジャレコも対象になっていたが,ジャレコ分については廃棄を確認したとして申請を取り下げている。
ジャレコ、コナミに対し販売中止求める 1999/8/6
ジャレコvsコナミ

 ジャレコが販売しているクイズゲーム機「早押しクイズ王座決定戦」に関連した実用新案権をコナミが侵害しているとして、東京地裁に製造・販売・使用などの差し止めを求める仮処分申請を行った。対象とするゲーム機はコナミが発売したクイズゲーム機「ドレミファグランプリ」。ジャレコがクイズ番組の手法をゲーム機に応用した仕組みを出願し、98年4月に登録された実用新案権を侵害しているとのこと。
 コナミが行った「VJ」に対する仮処分申請に対抗するものと見られる。
次はコナミが仮処分申請 1999/8/10
コナミvsナムコ

 「VJ」に引き続き、コナミはナムコが発売したギター演奏ゲーム「ギタージャム」により特許を侵害されたとして同ゲーム機の製造・販売等の差し止めを求める仮処分を東京地裁に申請した。
 「ギタージャム」は、実物大のギター型コントローラーを使用して画面に表示される譜面似合わせて操作し、ギター演奏を体感するというものであり、コナミが既に発売している「ギターフリークス」と類似しているとしている。
またまたコナミが仮処分申請 1999/8/19
コナミvsジャレコ

 コナミはジャレコが発売した「ロックントレッド」がコナミの「ビートマニア」等に使用されている特許権を侵害しているとし、東京地裁に製造・販売の差し止めを求める仮処分を申請した。
 仮処分を申請したのは「VJ」に続いて2度目。いったんジャレコが「VJ」を撤去してはいるものの、その間ジャレコのコナミに対する同仮処分申請が行われており、類似ゲーム機をめぐる特許係争はナムコも含めて複雑化してきている。
業界の常識に疑問?

 ある新聞記事によると、業務用ゲーム機業界では、あるゲームがヒットすると同業他社が同じジャンルで追随することが常識であり、あるメーカーが探り当てた流行をゲーム機業界で分け合うということが当たり前のように行われていたらしい。
 ジャレコも当初からコナミのクイズゲーム機「ドレミファグランプリ」が同社の実用新案を侵害していることは既に認知していたが、その時点では上記常識より事を荒立てるつもりは無かったとのこと。特許権は当然守る必要があるが、突然の仮処分申請ではなく特許権の許諾料を支払うといった穏便な解決策があったはずであるとも語っている。
 コナミはビートマニアのヒットにより強気に出たのだろうが、既にコナミ自身も類似品に依存したことがある以上お互い様といえるだろう。双方納得の行く形で解決してほしいものである。

更新:1999/8/24